2014　International Design Awards 2013（アメリカ） / 銅賞 (Bronze Prize)受賞作品
2015　2A Asia Architecture Award（トルコ） / ３位 (Third Place)受賞作品
2015　NEXT LANDMARK 2015（フィンランド） / Best 13 受賞作品



建築場所：奈良県
建築用途：住宅
主体構造：鉄骨造（一部鉄筋コンクリート造）
敷地面積：453.2�u
建築面積：137.0�u
述床面積：137.0�u

この住宅は奈良県の山間に計画されました。 敷地の南側はなだらかに傾斜する山峡へとつながり、眼下に人目を気にすることの無い緑の渓景が拡がっています。クライアントは１人の子どもを持つご夫婦です。このような敷地で子供を育むなかで、「住む」という身体的行為そのものが風土に直結する家を求めました。 そこで、山から引き抜かれた量塊としての住宅を提案しました。引き抜かれた大地は表層に地層を露にし、壁内での植物の萌芽や虫の生態までをも包含します。 さらに、敷地に打ち捨てられていた岩をそのままに室内に残し、意識的な境界を設けることで、その奥にある夫婦だけの空間を措定しています。 This house was planned in the mountains at Nara prefecture. The south side of the house place is connecting with the gentle slopes, we can see green valleys under us without any concern of people eyes. The client is a married couple having one child. They wanted to house that "living" by physically itself linked directly to the atmosphere, with fostering their kids. So, they planned the house which was pulled out from the mountain, as the solid blocks. The pulled out land exposes the soil surface on the top of the land, it includes the buds of the plants as well as life of the insects in the walls. 這是一幢設計在奈良縣山間的住宅。用地南面與坡度較緩的山谷相連，眼前是無需顧慮他人目光的綠色溪景。顧主夫婦育有一位孩子。為了在這塊用地中養育孩子，顧主謀求一個 “居住”行為本身與風土產生直接聯繫的家。因此，我們提出了從山中抽出一個體塊作為住宅的概念。被抽出的大地表層裸露著地貌，墻壁內包括植物的萌芽甚至昆蟲的生態。地塊上被棄置的岩石原封不動地留在室內，通過有意識地設置邊界，劃定了夫婦單獨的空間。